Hammyの音楽教室日記帳

うちの子の音楽の才能をのばすために、家でできることってどんなこと

ピアノを習っているけど、自分の段階を知りたいときは、グレードテストを受ける

 ピアノは、習っている方が多いですね。

音楽教室でも、ピアノを習っている方がほとんどです。

 ピアノの基礎は、5本の指の均等な力をつけ

自由にどの指も動かせることです。

 

両手の指には、番号があります。

親指から、1,2,3,4,5と数えますね。

 

そして、初歩では、弾く曲は、慣れ親しんだ童謡などから始めます。

 

右手でメロディー、左でもメロディー。

だんだんできるようになったら、

両手でメロディーを弾いたり。

 

 

もっとできるようになったら、

左で、ドやソの音で、伴奏付けをしたり、

右と左が違うことができるように、訓練します。

 

 

と言っても、持続音と言って、

長く弾く伴奏系から、だんだん細かい動きを付けていきます。

 

ほとんどは、コード(和音)から、

だんだん複雑になっていきます。

 

 

はじめは、左手で、ミソとか、ファソ、ファラといった和音づけになります。

 

 

そこから、ドミソ、ドファラ、シファソという、3和音の練習に入ったりします。

 

 

3和音とは、音楽の基礎ですね。

 

ここまでに、2年ぐらいかかりますww

 

でも、曲は、ドレミファソの範囲から、 ドレミファソラシドの範囲になり、 もっと上下に広がってきます。

 

そして、右と左が違ったことができるようになっていきます。

 

音階も、だんだん広がり、

黒鍵も、少しづつ増えていきます。

 

黒鍵の¥はむづかしそうだけど、

コツを覚えると、全然大丈夫。

 

なんでそこまで弾けるようになるんだろう~~と 不思議になるママさんもあります。

 

でも、それが訓練で、いつの間にか、できるようになっていくんですね。

 

そこが、私たち教えるプロの技です。

 鍵盤の数も、1オクターブ(ドレミファソラシド)から、 上下に広がっていきます。

 

左も、ズんチャチャチャとか、 いろんなリズムに変わって行きます。

 調性も、ハ長調ト長調イ短調ヘ長調ニ短調など、

いろいろに変わってきます。

 

この辺で、グレードテストを受けます。

 

これは、ヤマハが50年前から行っているもので、 音楽能力テストです。

 

前は、弾く曲5曲、アレンジ曲2曲(楽譜つける)初見演奏、伴奏づけ、即興演奏、などなど、

むづかしい課題がありましたが

今は、3曲に、初見演奏だけ。

 

すごく簡単になりました。

 

能力テストが、簡単になっていいのかなあと思うんですが、まあ、受けやすくなったということですね。

 

グレードテストは、先生や、教室によって、受けるところも 受けないところもあります。

 

どうしても受けなくてはいけないわけではないけど、 自分の力を形にするには、とてもよいシステムです。

 

10級~6級が、生徒さんが受けます。

 

5級以上は、指導者の資格です。

 

昔に比べて、うんと簡単になりましたが、

それでも級を持っているかいないかでは

評価が違います。

 

7級以上持っていると、お仕事に役に立ったりします。

 

介護士さんとか、保育士さんとか。

 

子供たちがピアノを習う時、

グレードテストについて、先生にお聞きになるといいかなあと思います。

 

発表会とは違った目的意識が生まれて、

練習に意欲が出てきます。

 

ぜひ、形にしてあげてくださいね。

 

楽しくピアノが習えますように。

音楽療法は、赤ちゃんから最高齢者まで幅広く有効です。

音楽療法士の資格を取って、15年になりますが、

それより15年ほど前から、

音楽健康の会として、たくさんの施設に行っていました。

ほとんどボランティアで、有償でも、仲間の口座に入れて、

必要な楽器を買い足したり、

 

音楽療法士を学ぶ機関ができ、

正式に、音楽療法士の資格を取ったら、

音楽療法のお仕事がくるようになりました。

伺う施設は、いろいろなところがあります。

対象者も、様々です。

 

福祉作業所では、ミュージックベルをみんなで奏でることによって

一体感や、多くの人の前で発表する楽しさや、

合間に取り入れる、ゲームや、歌などを楽しみました。

 

毎年、福祉作業所のみなさんが、音楽教室の生徒さんたちといっしょに、

福祉大会の大きなステージに立つことは、

生徒たちも、福祉について。知ることができました。

 

高齢者施設では、

ほとんど会話も成り立たない方々が多く、

それでも、楽器を持ち、手や足や、指の体操や、頭の体操や、

様々なプログラムをこなしていらっしゃいました。

ほとんど寝ている状態の方が多いのですが、

自分の体を動かそう

大きな声で歌おう

楽器を使って、手足を動かそう

とする、高齢者の方がを見ていると、

自分たちもいつかこうなるかもしれない。

でも、少しでも動けるところを動かし、

誰かの役に立ちたいと思ったものです。

 

高齢者の方々も、自分たちがされるばかりでなく、

誰かの役に立つことが、うれしいのかもしれませんね。

 

また、歌の会では、月に二回、30名ほどの在宅高齢者が集まり、

世話人さんが用意してくださる、歌詞カードに沿って、

片っ端から歌を歌いました。

そこでは、300曲ぐらいの歌詞カードが作られ、

行くたびに出される30曲ぐらいの、歌詞だけのものに、

曲をつけて、ピアノで弾きましたが、

知らない曲も、たまたまあって、困ったこともありました。

、たいていは知っていて、

「ああ~~私も、こんな古い曲を知っているなんて、

そろそろこのお仲間かしら」

なんて思ったものです。

でも、歌っているときのみなさんの顔は、それは生き生きとしていました。

そこに、民族楽器などを持っていただくと、

話題が広がり、世界の国への思いをはせて、

楽しい時間が、持てたものです。

今は、自宅で、近所の高齢者の方々に声をかけて、

歌の会を再開したいと思っています。

音楽療法は、目的を決めて、そこへ向けて、

どんな働きかけをするか、と言うことも大切ですが、

施設に入れない、一人暮らしのお年寄りに、

行くところを提供して、コミュニケーションを図るのも

大切なことではないかと、思っているこのごろです。

 

75歳でも音楽を楽しんで、心の健康が培われます。

暑い毎日が続きます。

なんか、体調が 今一だけど、 

おうちでできるお仕事で ありがたいです。

 

今日の午前中は、 

75歳の玲子さん(仮名)が レッスンにいらっしゃいます。

玲子さんは、ピアノを始められて、 

かれこれ、20年になるかしら。

 

昔、私が入っていたコーラスに

ちょっと変わった女の方が 入られました。

 

50代と若いけど、  真っ白な髪の毛、

お話の仕方も、 どこかたどたどしい。

 

でも、心が真っすぐで 前向きな 玲子さんと

すぐに 友達に なりました。

 

ある日、 

「私は 歌が大好きだけど、 

ピアノも習いたいんですが」

 

「はあい、大歓迎ですよ~

お好きな曲から やってみましょうね」

 

というわけで、週に一度

午前中に おいでになるようになって  はや20年。

はやいものですね。

 

玲子さんは、少し障害があるようですが、

とにかくまじめです。

 

雨の日も、風の日も、

雪が降っても、風が強くても、

決して休みません。

 

真っ赤な自転車に乗って、

レッスンの一時間前に、教室に来られます。

 

いつも飲み物をお出しして、

少し休んでから、練習をしていてもらいます。

そのあとにレッスンです。

 

家では、なかなか練習ができないので

教室へ来てからの練習で、持ちこたえているようです。

 

私は、それでいいと思うんですよ。

ピアノを弾くという楽しさは、環境も大事。

 

そして、お年を召してからのピアノは、

脳の活性化にもつながります。

 

玲子さんのレパートリーは、

エリーゼのために

「花は咲く」

「浜辺の歌」

「ふなうた」

歌いながら、右手だけで練習されています。

こういう方はなかなかぼけませんね。

いつか、私の音楽療法で、演奏していただこうと思っています。

 

レッスン前の、世間話や

終わったあとコーヒーの一杯で

楽しい時間が、いっしょにすごせるだけでも

いいかなあと思いつつ。。。

 

今日も、ニコニコ笑顔が見れそうで

楽しい一日になりそうです。

 

今日も、赤い自転車は、家の間に止まっています。

小さい子が ピアノに向かい 音楽を大好きになる 練習方法とは?

うちの子、何歳から、ピアノを習わせようかしら??

と、どこのご家庭でも、一度は悩まれるようですね。

 

そのくらい、ピアノのレッスンは、ポピュラーになっていますが、

意外と小さな子に対してのレッスンは、

むづかしいようです。

 

小さな子のレッスンをするときは、遊びの延長で、やっていきます。

始めたばかりの時は、リズムまねっこや、

手遊びや、打楽器遊び、動物かるた音遊びで、

音楽に慣れさせます。

 

先生が、音符の上に、音階を書いておいて、

こどもが自分で、音符に色を塗ります。

 

ドはどんぐり色(茶色)レはレモン色、

ミはミカン色、ファは、ピンクの風船色、

ソはそら色、ラはラムネ色(黄緑)

シは赤色(しゅいろ)ってな感じです。

高い音には,上に屋根を付けます。

低い音には、下にお盆を付けます。

これで3オクターブは、大丈夫(^^♪

そのうちに、音を書かなくても、読めるようになります。

 

リズムは、動物カードで覚えます。

わん、ちゅちゅ、も~~う、がおう、ぞうさん、ぱっかぱっか  など。

いろんな擬音を使って、リズムを口ずさみます。

 

だんだんつないで、長くしていったり、

打楽器を使って、リズムを奏でたり。

ほかの子も交えて、カルタ取りしたり。

 

 

大きくなっても、リズムが読めない、

音符が読めない  と いう子どもが  たくさんいますが、

小さなころの遊びの中で覚えると

自然に身について、音楽が大好きになります。

 

音の動物カードでは、

ドはどんぐり

レはレモン

ミはみかん

ファはファイト

ソはソフトクリーム

ラはライオン

シはしかさん

といった絵音符カードを使います。

 

これも、ピアノで弾いた音で、カルタ取りをします。

 

ピアノでドの音を出しながら

「どんぐりのド!!」とかって叫ぶと、

大急ぎでカードを取ります、

そのうちに、ピアノを弾いただけで、 カルタがとれるようになります。

絶対音感ですね。

 

そして、だんだん、裏面の、音符に移行していきます。

でも、色音符で、やっていくほうが、うんとたのしく早く覚えるようです。

 

弾く方の訓練は、小さな手では、ピアノの鍵盤は、重すぎるので、

鍵盤の柔らかいエレクトーンでドリルをします。

 

「チョコレート食べたいな」のドリルは、

ドレミファソファミレド、レミファソラソファミレ~~とあがります。。

 

左で同じことをすると、、「アイスクリーム食べたいな」のドリル。

これを両手でやると、、「チョコアイス食べたいな」のドリル。

うさぎ跳びでスタッカートでひいたり、

ぞうさん歩きで、強くアクセントでひいたり。

 

指の番号は、「指の体操」の歌があります。

「ゆびのたいそう、ぐーぱーぐーぱー、いちのお指でとんとんとん」

 と、親指から、順番に、1から5の指へと、歌います。

そのあとは、バラバラに指示したり

ママと、指を合わせてたたき合ったり、

指の番号は、むづかしい曲になるほど、大切になってきますから、

小さい時から、しっかりと覚えることが大事ですね。

 

曲ははじめは、片手の五本の指で弾ける曲にします。

カエルの歌とか、ちょうちょとか、みんなが知っている曲です。

そして、一回弾くごとに、楽譜の楽しい絵の中に、

いろんなシールを張ります。

 

かえるのうただったら、木の葉っぱのシール、

ちょうちょだったら、お花のシール、

などなど、シールも、いつもたくさん用意しておきます。

いつの間にか、楽譜は、シールでいっぱいになります。

 よかったら、おうちで、お試しくださいな。

 

左手の導入も大切です。

右手である程度弾けるようになったら、

左でも、同じ曲を弾きます。

 

それもできたら、今度は両手で、弾いてみます。

 

音楽は、楽しいと思わせると、どんどん、自分から弾くようになります。

練習しなさい!!練習しないと、レッスン恥ずかしいよ~~

なんて、決して言わないでくださいね(笑)

 

練習してないときは、レッスンに来ると、わからないところを教えるので、

練習がしやすくなります。

進みも早くなります。

練習してないのに、レッスンはもったいないから~

と思わないで、

レッスンに来れば、必ず、進歩はするものと、思ってくださいね。

 

練習してくれない~というときは、

ぜひレッスンにきて、そのことを先生に伝えてくださいね。

 

先生も、なにか工夫した考えてくれると思います。

小さな子たちが、音楽を大好きになって、自分も楽しみながら、

誰かのお役に立ってくれることが、私の一番の願いです。

 

 

 

音楽教室はを始めて40年。

私は、ピアノやエレクトーンを教えて、40年になります。

かっては、全国組織のY音楽教室の講師でした。

 

その前から、自宅で教えていたので、

両方で、100人くらいの生徒さんがあって、

すごく忙しかったのです。

 

音楽教室の講師を12年やって、

たくさんの生徒を、先生に育てました。

 

そのあとは、子育てもあり、自宅教室のみにして

個人教室の集まりの全国組織に属していました。

 

世界中に広がるY教室にいるときは、

音楽教室高度成長の時で、

講師の育成のためにものすごく研修が多く、

自分のためのものも多いけど、

後輩の育成も、たいへ忙しい日々でした。

 

 

 

今は、自宅で、3歳から70代までの方を教えています。

 

 

 

年齢の幅が広くて、変化があって、おもしろいです。

 

娘も、高校大学で音楽を学び、

いっしょに家で教えていますが、

子育てや主婦のほうが楽しいようです。

 

私は、音楽療法士の資格もあるので、 

病院や、施設などにも行っています。

 

高齢者の方々や、障害のある方々と音楽したり、

歌の会や、ミュージックベルの会などもやっています。

 

その他に、ドラムサークルと言って、

太鼓や、打楽器などを使って、自己表現や、コミュニケーションや、

健康つくりや、自信をつけたり、気持ちを開放したり、

様々な効果を上げるものです。

 

アメリカへ20回近く通ううちに、

音楽は、世界共通の言葉だと、実感しました。

 

音楽を通して、いろいろ感じたことや、

エピソードなどを お伝えしていきたいと思います。

 

楽器も、日本、中国、インドネシア、アメリカ、メキシコ、などなど

いろいろな国の、いろいろなものがたくさんあるので、

写真にアップしていきますから、

また、楽しんでいただけたら幸いです。

 

時には、名前のないものや、演奏の仕方がわからないものも

いっぱいあります。

 

また、音の出るものは、なんでも使います。

それに、手作り楽器も使います。

 

もともと、音楽は、自然から生まれた自由なものなんですよね。

 

そんなことを感じていただけたら、

たいへんうれしいです。

 

 

男の子がピアノを大好きになるレッスン方法とは?

 

昨日は、げんちゃんが 珍しく、たった一人で 教室にやってきました。

おうちは 近いんだけど、まだ たったの5才です。

いつもは、4つ上の お兄ちゃんと くることも 多いのです。

3才のときは、 ママがいっしょに レッスンに ついていて、

ひざにはいってないと 何一つできなかったのに。

すぐに寝転がるし、 指がまだやわらかいから、エレクトーンで、

音を楽しみながら  やろうとしても、

のけぞっておっこちそうになったり、

ママのひざにいないと、なにもでいなかったのに。

4才の時は、 3才上のおにいちゃんとくるようになって、

おにいちゃんが、音楽できるようになっていきました。

 

げんちゃんは、どんなふうにして、音楽ができるようになったでしょう。

 

3才の始めたころは、 ママのひざに入ったままで、

手遊びのCDに合わせて、ママと手遊びをしました。

また、タンバリンや、小太鼓などを使って、リズムを打ちました。

 

そして、指が柔らかいので、ピアノで無理をせず、

エレクトーンで、黒鍵盤を チャカチャカしました。

 

ドの音探しの導入です。

次は、そのくろくろ鍵盤のところに、

 

100均で買った、動物消しゴムを載せました。

 

黒黒を押すたびに、動物たちが踊ります。

 

最後に、動物音符カードでカルタ取り。

 

絵が楽しいんですよ。市販のものです。

 

どんぐりのド、レモンのレ、ミカンの、ファイトのファ、

ソフトクリームのソ、ライオンのラ、 しかさんのシ、

というものです。

 

裏には、音符が書いてあり、4オクターブほどあるんだけど

まずは、絵のほうで、ピアノの音を聞きながら、カルタ取り。

 

楽しかった~~~と笑顔~~

 

あら、そうそう、その子がもう5才(^^♪

 

一人で来て、数曲を引けるようになりました。

経過は、また今度の日記で、ご紹介しますね。